住まいの掃除

カーテンは洗濯機で洗える?表示・フック・乾燥の確認

カーテンの洗濯機使用を、洗濯表示とメーカーの条件で判断。手洗いとの違い、縫込みフックの例外、容量と乾燥場所、専門店へ頼むときの準備を説明します。

カーテンのタグを確認し、洗濯機で洗えるか調べる図

カーテンを洗濯機で洗えるかは、縫い付けられた洗濯表示と製品の取扱説明で判断します。ポリエステルだから、レースだからという素材名や見た目だけでは決められません。家庭洗濯ができても、手洗いの指定や乾燥方法の条件があるためです。

表示、洗濯機のコース、フックの構造、生地の状態を順に確認しましょう。この記事では、洗濯機へ入れてよいかを判断するための条件と、依頼に切り替える場合の伝え方をまとめます。

01

縫い付けられた表示で、洗い方と乾かし方を読みます

洗濯おけの記号だけでなく、温度・下線・手洗い・乾燥の指定まで確認します。

カーテンの表示で温度・強さ・乾燥の条件を確認する図
カーテンの表示で温度・強さ・乾燥の条件を確認する図(説明用の生成図)

カーテンの裏側などにあるタグを探し、文字と記号が読める写真を撮ります。同じ窓の厚手カーテンとレースでも表示が違う場合があるため、一枚ずつ確認してください。商品を購入したページの説明が残っていても、手元の製品の表示と一致するかを見ておくと、別の商品との取り違えを防げます。

表示で見ること判断する内容
おけの中の数字洗濯温度の上限。高温ほどよいという推奨温度ではない
おけの下の線一本は弱い処理、二本は非常に弱い処理。対応コースを調べる
手洗いの記号洗濯機での洗いが認められた表示とは区別する
おけに×家庭での洗濯処理は行わず、販売店や専門店に相談
漂白・乾燥の記号洗えることと、漂白剤や乾燥機を使えることを別に確認

この記号の説明は、消費者庁の令和6年8月20日以降の表示案内を基にしています。古い表示や薄れて読めないタグには、形が似ているという理由だけで新しい記号の意味を当てはめません。表示者の連絡先、購入店、品番が分かる資料から確認しましょう。

洗濯機の「手洗い」「おしゃれ着」というコース名も、それだけで使える根拠にはなりません。洗濯機の説明書で、対応する洗濯表示とカーテンの扱いを確認します。フジエテキスタイルは、手洗いの対象について洗濯機を使わず、機械の手洗いコースも勧めないと案内しています。製品側の条件を越えて使わないようにします。

補足

表示を読むときの例

例えば「40℃を上限に弱い洗濯機洗いが可能」であっても、40℃のお湯に必ず合わせるという意味ではありません。また、洗いが可能でもタンブル乾燥が禁止なら、洗濯から乾燥までの自動コースへそのまま進めません。洗い方と乾燥方法を分けて設定します。

表示に添えられた短い注意書きも読みます。ネットの使用、単独洗いなどの指定があれば、記号と一緒に扱います。裏地や装飾の付いた製品は、表の生地の素材だけを見て選ばず、仕立てられたカーテンとしての条件を確認してください。

02

フックの構造と生地の状態を、外す前に見ます

通常はフックを外しますが、縫込み仕様には別の取り扱いがあります。

通常のフックを外す場面と、縫込み仕様の説明を確認する場面を分けた図
通常のフックを外す場面と、縫込み仕様の説明を確認する場面を分けた図(説明用の生成図)

東リの家庭洗濯の案内では、ホコリを払い、フックをすべて外してネットを使うことが勧められています。一般的な差込み式のフックなら、外した個数と取り付け位置を控え、紛失しないようにまとめましょう。取り外し方が分からない場合は、力で引き抜かず購入店の説明を確認します。

例外として、サンゲツのSG仕様アジャスターフックは生地に縫い込まれており、全体を取り外せません。同社は、洗濯時には頭部分だけを外してネットに入れるよう案内しています。「フックは必ず全部取る」という一般的な説明を、この仕様へそのまま当てはめないでください。

フックや製品の状態準備の進め方
通常の着脱式フック製品の方法で外し、個数と位置を控える
縫い込まれたフック製品別の取り扱いを確認。縫い目を切って外さない
シェードや特殊なスタイル生地の外し方を購入先で確認し、機構を無理に分解しない
破れ・ほつれ・加工の剥がれがある洗濯機へ入れる前に、販売店や専門店へ状態を相談

フジエテキスタイルは、シェードの外し方は種類で異なるため購入先へ問い合わせるよう案内しています。普通のカーテンの記事を見て、コードや機械部分まで一緒に洗わないようにしましょう。取り付け方が分からなくなる心配があるなら、外す前の全体と部品の位置を写真に残します。

生地の端や縫い目にすでに傷みがあるときは、引っ張って強さを試すのではなく、見える状態を記録します。家庭で洗える表示は、現在の傷みまで自動的に判断するものではありません。ほつれや裏面の剥がれが気になれば、その写真を専門店へ見せ、洗濯以外の対応も含めて相談しましょう。

高い位置のカーテンを外す作業に不安がある場合は、洗い方が分かっていても依頼を検討できます。取り外しと取付けがサービスに含まれるかを先に確認してください。脚立の上で大きな布を抱えて無理をするより、届く範囲のタグと全体写真を用意して相談するとよいでしょう。

03

洗濯機の容量と、干す場所まで先に確保します

洗える表示があっても、詰め込まずに洗えて乾かせる環境が必要です。

レールに掛けたカーテンと床の保護用タオル、室内の風通しを示す図
レールに掛けたカーテンと床の保護用タオル、室内の風通しを示す図(説明用の生成図)

洗濯機で洗える製品でも、カーテンを槽へ押し込めばよいわけではありません。洗濯機側が示す対応コースと容量を確かめます。通常の衣類コースの容量と、弱いコースや大物を扱う場合の条件が同じとは限らないため、カーテン側の案内と合わせて判断しましょう。

東リは一度に洗う量を1〜2枚までとし、詰め込みすぎを避けるよう案内しています。この枚数は、どんな大きさのカーテンでも入れられるという保証ではありません。厚さや寸法、機械の条件に合わせ、無理がある場合は分けるか専門店へ相談します。

同社の案内では、洗濯機で洗う場合は水温を40℃以下とし、中性洗剤を使い、漂白剤は使用しないこと、十分なすすぎと30秒以内の短い脱水が示されています。一方、手洗いの場合は脱水機にかけず押し絞る案内です。機械洗いの脱水条件を、手洗い指定のカーテンへ流用しないことが大切です。製品のタグにより厳しい条件があれば、そちらも守ります。

洗う前の確認準備すること
機械の条件対応コース、扱える容量、ネットの使い方
洗剤・漂白剤製品の指定と容器の用量。洗えるから漂白も可能とは考えない
脱水機械洗いか手洗いかに合う指定。長く回せばよいとはしない
乾燥指定された干し方、風通し、床や周囲に水を残さない対策

フジエテキスタイルは乾燥機を使わず、日の入らない時間に元のレールへ掛けて自然乾燥する方法を案内しています。これは同社の対象製品向けの説明です。自宅のカーテンでも同じ干し方が可能かを確認し、レールや取り付け部分に緩みがあれば、濡れた布を掛ける前に相談しましょう。

補足

洗う日を決める前に

洗濯後に戻す窓、干している間に使う部屋、床を保護するタオルを先に用意します。床へ水滴が落ちたらそのままにせず拭き取れるようにし、カーテンが家具や汚れた窓枠に触れないかも確認します。乾きにくい環境なら、量や日程を変えることも判断の一つです。

乾くまでの時間を全製品で一律には決められません。洗濯後は表面だけでなく重なった部分の湿りも確認します。濡れたまま束ねて収納せず、製品の指定に沿って乾燥を終えてから通常の使い方へ戻しましょう。

04

専門店には表示・寸法・枚数をまとめて伝えます

生地の洗濯を頼む場合と、窓まわりの清掃を頼む場合を分けて確認します。

カーテンの表示・状態・全体写真と枚数を相談メモにまとめる図
カーテンの表示・状態・全体写真と枚数を相談メモにまとめる図(説明用の生成図)

家庭洗濯不可の表示、読み取れないタグ、特殊な加工、傷みがあるカーテンは、販売店やクリーニング店へ相談します。家庭で洗える品でも、容量や乾燥場所が足りなければ依頼する選択肢があります。水洗いができないから必ず特定のドライクリーニングができる、と別の方法を推測するのは避けましょう。

ハウスクリーニングの窓清掃には、通常どの部分が含まれるのかを確認します。ガラス、サッシ、レールの清掃と、布製カーテンの洗濯は別の作業です。窓の掃除と一緒に頼みたい場合も、布の洗濯や取り外し・取付けを受け付けているかを、予約前に確かめてください。

見積もりに添える情報

  • タグの写真、メーカー・品番、素材や加工の分かる資料
  • 一枚ごとの幅と丈、厚手・レース別の枚数
  • 汚れや破れ、裏面の剥がれ、これまでの洗濯履歴
  • 持込み・集配・訪問の別と、取り外し・取付けを頼むか

料金は一枚単位か面積単位か、裏地や装飾の追加条件があるかをそろえて比較します。染み抜き、集配、取付けなどが別料金なら、必要な作業を足した税込み総額を確認しましょう。家庭で洗う場合と違い、預けている間にカーテンがなくなる期間もあるため、返却予定と窓の目隠しも考えておきます。

預ける前には、全体の長さと、気になる汚れや傷みを記録しておきます。フックを付けたまま渡すか、外して保管するかは依頼先の案内に従ってください。左右や窓ごとの組み合わせが分からなくならないよう、布そのものへ落ちない印を付けず、袋やメモで区別すると戻しやすくなります。

仕上がりを受け取ったら、枚数、汚れの残り、ほつれ、裏面の加工を確認します。取り付け後は、裾の位置や左右のそろい方、開閉のしやすさを見ましょう。気になる変化があれば、作業前の写真や寸法と合わせて依頼先へ伝えます。次回の洗濯方法も記録しておくと、タグが読みにくくなったときの手がかりになります。

二枚一組でも、料金上は二枚と数える場合があります。依頼先の数え方を確認し、厚手とレースを分けて記録しましょう。窓の数だけで伝えるより、実物の枚数と寸法をそろえる方が見積もりの条件を比べやすくなります。

参考にした情報

情報確認日:2026.10.23。サービス条件は変更される場合があります。